手順
付属のドライバーで「ドアガードの受け部分」を取り外して、その穴を利用して専用金具を設置。
専用金具とドアノブにチェーンを通して南京錠で施錠
いざ大地震が起きたとき
ドアが壊れて家から出られない場合も。
なんとか脱出できましたが、次はドアが閉まらない!
壊れたドアのせいで鍵がかけられず戸締まりができないなんてことも
災害時の無施錠は危険で夜も眠れない状態に…
地震で建物が揺れると同時に、建物と一体となっているドア枠も同じように揺れます。揺れている状態では、枠が変形するたびに扉と枠がぶつかり、接触を繰り返す現象が起こります。地震がおさまると枠の揺れも同時に止まりますが、枠のゆがみ・ひずみが残る状態では扉と枠が接触したままとなり、ドアの開閉困難が起こってしまいます。
地震による扉開閉不具合の主な要因
●扉と枠の接触:扉と枠の噛み込み・枠、扉の変形
●吊金具の変形:丁番、ピポットヒンジなどの変形・破損
●鍵本体の変形:鍵とストライク(鍵穴)の隙間が狭いことによるデッドボルト、ラッチボルトの変形・鍵受けの変形
現在のマンションでは新築や大規模改修工事で(集合中悪用)住戸玄関ドアの耐震化が進み震災後の閉じ込め防止対策が数多く採用されています。
近年の玄関ドアの主な耐震製品
●耐震枠:扉と枠の隙間(上部と戸先と下部の隙間)を大きくとり扉と枠が接触しにくい製品等が主流。
●耐震ストライク:鍵穴が広く、デッドボルトが接触しにくい、又は接触すると潰れる構造との鍵受け
●耐震丁番:スプリング内蔵吊金具で扉と枠が接触すると、スプリングが接触圧力を緩和する丁番。
※耐震丁番の効果が発揮できるクリアランスの大きな鍵受けを使用●耐震ドアガード:枠側と扉側の金具にクリアランスが有りドア枠が変形しても会場できる製品。
扉が閉まっている時に、ドア枠が地震で歪むと扉が開きにくくなりますが、扉を開ける力よりも一度開けた扉を閉める力の方が大きく、施錠が困難な状態となります。近年では閉じ込め防止の耐震ドア化が進んでいますが、基本的にドアの耐震機能は開きやすいのみ、となっており『ドアがなんとか開き避難できる状況だが、ドアが閉まらないので施錠ができない!安心して避難できない!』ということが震災直後に数多く発生しております。
大震災時に実際に起こった状況
●近隣のホームセンターや金物店からチェーンや南京錠がなくなった
●緊急を要するが材料、工具、取り付け技術者が間に合わない。急ごしらえで対応するので十分なものとは言いがたい状況!!
手順
付属のドライバーで「ドアガードの受け部分」を取り外して、その穴を利用して専用金具を設置。
専用金具とドアノブにチェーンを通して南京錠で施錠
PRERAの導入につきましては、ドア枠形状や強度等を確認するための現地調査が必要となります。
ご心配な点・ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。